ダイエット トレーニング

【沼】その食事制限ダイエット、間違いです。

朝は何も食べず、昼はブロッコリーとサラダチキンのスティック、夜は味噌汁とサラダだけ。
こんなダイエットをした経験はないだろうか、あるいはもっと過酷なダイエットをした人もいるのではないか。
SNSというのは世界が広いもので先ほど紹介した献立を忠実に守り、「これでダイエットが成功しました(キラキラ)」みたいな人が結構いる。


僕はそんな人たちに対して、強く「NO!!」と言いたい。これを読んでくれた皆さんは”食べない”ダイエットから脱却してほしいと思っている。
今回はなぜ極端な食事制限をしたダイエットがダメなのかをご紹介したいと思う

過度な食事制限は筋肉の減少を招く

「食べない=ダイエットには向きません。」と言われると、かなり違和感を感じるのではないだろうか。
実際僕たち人間は食べ物を口にすることで、エネルギーとなるカロリーを摂取している。
このエネルギーを過剰に摂取すれば人間は主に脂肪として体に蓄え、体重が増加する。


一方でエネルギー摂取を抑えることで体内に蓄えられたものを消化し、体重が減少する。
これは大きく間違っていないが、これは単純に脂肪だけが燃焼された結果ではなく筋肉もまた、減少しているのだ。
一般的に筋肉は脂肪よりも重いが故、筋肉の減少は体重の減少に大きく貢献してくれる。


これを聞くと「じゃあ重いものを持ち上げるでもないから、筋肉を積極的に削ったほうがいいじゃん」と思う人もいるだろう。
だが、身体はそんなにも単純ではない。筋肉は重いものを持ち上げるためだけにあるものではない。
例えば血行の促進、むくみの予防)や基礎代謝の向上(冷え性の改善)など、筋肉ちゃんは様々なところで我々の役割を果たしてくれているのだ。ただ、今回はダイエットに絞って話をしたいと思う。

基礎代謝が落ち、痩せにくい身体になっていく

皆さんは自分の基礎代謝というものをご存じだろうか。多機能な体重計に乗ると教えてくれる、あの基礎代謝である。
この数字は一般的に「生命活動の維持に必要なエネルギー量」、すなわち「何も動かなくても体が必要とするカロリー量」であるのだ。
女性はだいたい1,100kcalくらい、男性だと1,500kcalくらいが40代までの平均基礎代謝量である。

一般的にごはんお茶碗一杯(180g)がだいたい300kcalなので、1,000kcalでいえば茶碗3杯弱だし1,500で考えると5杯分だ。
こう見ると人は全く動かない状態でも、多くのエネルギーを欲しているというのがわかってもらえるのではないだろうか。
ではなぜ全く動かない状態でも、こんなにもエネルギーが消費されていくのだろうか。

結論、それは内臓や脳、筋肉による生命維持に使われているのだ。内臓や脳は今の皆さんでも何となく想像がつくとは思うが、
人は寝ている間、そして活動中も絶え間なく脳は働いているし、内臓も何かしら活動をしているわけだ。
そしてそれは筋肉も同様である。筋肉は身体を動かすときだけでなく、熱を生み出す際にその役割が発揮されている。

-ダイエット, トレーニング