Bluetooth接続って便利ですよね。USBにアダプターを指す必要がないからすっきりするし、社用と個人用のPCの使い分けもできてしまう。
一見この「Bluetooth」ちゃんには一つの死角もないように思われるが、実は致命的な欠点を社用PCで発見してしまったのだ。
それは「PCがBluetoothを認識しない」という事象だ。これはデバイスを扱う上では相当致命的なのである。
「機械の相性」という言い訳はあるだろうが接続の安定性は前提なのであり、それが揺らがれては思いがけないストレスを抱えてしまうものだ
今回はBluetooth接続のキーボード、マウス、イヤホンの使用はPCには向かないという話をしたいと思う。
無線接続は2種類ある
「無線」とひとくくりにされるが、接続方法は2種類ある、それがUSB方式とBluetooth接続方式の二つである。

上の画像が前者のUSB方式である。見てわかるとおりUSBのトランシーバがついているものだ。
このUSBを使いたいPCに挿入することで機器の登録はせずにすぐに使用することができちゃうってこと。
簡単に言えば有線デバイスの「有線」部分を無線化したものと考えてもらえば理解しやすいのではないだろうか。

一方でBluetooth接続はUSB接続の部品はない。ワイヤレスイヤホンを想像してもらうとわかりやすいと思う。
Bluetooth接続はデバイスの電源をオンにしてもつながらない。PCにつなげることで初めてそのデバイスの息ができるようなイメージだ。
ではそれぞれのメリットとデメリットはどのようなものがあるのかを見ていきたい。
無線(USB)デバイスのメリット
接続が安定する
Bluetooth接続と比較して接続性は安定しているといえる。なぜならPCにとって負荷が小さいからだ。
USBで接続しているため、PCにとっては「これは有線デバイスだ」と認識している。
当然CPUやメモリの負荷が少ないので、ラグや急にデバイスを認識しなくなったりということはまずもってない。

無線デバイスのデメリット
物理的な接続が必要
残念ながら「USB端子」を差し込まないと無線デバイスは使うことが出来ない。これは結構ネックな話。
PC本体にUSB端子(Type-A)スロットは多くても2個だし、薄型には搭載されてない機種も少なくない。
だからそもそも使うのにハブを買わないといけないし、それって全然スマートじゃない。「USB」があることの弊害って大きい。

Bluetooth接続のメリット
複数台数動かせる
Bluetoothにする最大のメリットってここだと思う。複数のデバイスがUSB端子なしで繋げられるというところだ。
先ほどの無線デバイスはトランシーバーとなる「USB端子」を埋める部品が必要であった。
Bluetooth接続は一度端末に登録してしまえば電源を付けるだけで次回から自動でつながるってわけ。つまり超今っぽい。
そんなわけでこんな記事を出しているのは正直「これだから若い者は、、」状態。気が付くと置いて行かれてしまう危うい存在。

Bluetoothの最大の弱点
接続が安定しない
ではこれだけ新しい規格で使い勝手がいいにも関わらずこんな頭カチカチの記事を書いてしまっているのか。
最大の弱点が「接続が安定しない」から。これだけ。原因は使うPCにある。どうやら相性があるっぽい。
僕の場合社用PCがそれになるんだけど、キーボードとマウスで問題が発生しまくった

チャッター起こりまくりと接続切れまくり
キーボードで作業すると突然最後に押したキーが「ttttttttttttttttttttt」みたいになるチャターが起きたり、
打ったキーが反映されるのラグが激しかったりした。ほかのPCで試すと問題がなかったのでキーボードの問題でなくホスト側端末の問題。
そうかと思えばマウスは突然カーソル、クリックが認識されなくなったと思ったら接続が謎に切れている始末、、
機器不良かもしれないが、実際にこれが起きるのは相当イライラする。
僕はこの後ノートPCのキーと無線マウスを使う羽目になった。おかげで巻き肩パラダイス。
まとめ

Bluetoothは革新的、でもまだ早いかも
Bluetooth接続は技術的にも成熟してきている。ワイヤレスイヤホンはラグがほとんどないし、市場に回る製品も星の数ほどある。
それはまさに我々にとって便利なもので求めているからだ。だけど僕はそれでもまだ手を付けるのは早いと思っている。
それは「便利」よりそもそも「安定性」があるかどうかの部分が怪しいからだ。
だから、カフェとかでチョイ使いには適していると思うが、日常的に使いたいならおすすめしない。
もしかすると永遠に「まだ早い」って言ってるかも。ネットワーク接続の有線無線論争だってそうでしょ??